
「どんなキャリアが必要ですか?」~やっぱり、そこが気になるのですね・・・~
以前、2022年9月6日付で書きました当職のブログ
あれから2か月半ほどたちまして、こちらの記事は、ブログの中でもそこそこ反響を頂いておるところです。
社会福祉士の「起業」や「独立」について、ちょこちょこと頂くご質問やお問い合わせに対し、もちろん当職へお声掛けくださりありがたくはありますけども、そうそう全部が全部に直接、しかも無料で対応するには厳しいこちら側の事情もございます。
いかんせん、そもそも起業コンサルを生業にはしておりませんので。
しかしながら、厳しいことも言いますが根がおせっかいな性分ゆえに、放ってもおけないモヤモヤした気持ちも残り・・・どうしたものかと考えておりました。
そこで、上記のブログは、「社会福祉士が独立起業すること」について、これまで書き溜めてきたひとりの独立型社会福祉士として思うところを、一個にまとめてみたものです。
何某お問い合わせがあったら、このページをご紹介しようかと考え作成した自分なりのツールでもあります。
正直、いっこいっこ手取り足取り教わりたい方むけではありません。
それを求める場合は、起業コンサルを専門的に受けることをお勧めします。
肌感触ではありますが、お問い合わせの中で最も多いのが、「後見業務を生業としてやっていけるだろうか」ということです。
それについては、先のブログで、自分自身でどう捉え、考え、計算し、何をしていくべきか・・・のようなことを書いていますので、今回は割愛します。
次に同じく多いのは、「専門職としてのキャリア」についてのお尋ね。
今回は、なかなか伝わらないこの部分をもう少し掘り下げたいと思います。
「どんなキャリアが必要ですか?」~そもそも独立型社会福祉士が何者かご存じですか?(掘り下げ①)~
まず、そもそも社会福祉士が「独立型」を名乗ることについて解説しておきます。
日本社会福祉士会においては「独立型名簿登録」というシステムがありますが、この名簿に登録されるためには研修受講だのあれこれ決まりごとがあり、それらをクリアした会員でなければ登録できません。
なので、名簿登録もされていないのに、日本社会福祉士会会員として「独立型~」を名乗ることはなんとなくタブーな空気感があります(私は、他の方のそれについてあまり気にしないですが・・・)
「具体的にはどういったことが必要なのか?」については、ご自身で確認しましょう。
それもまたキャリア形成の第一歩です。↓ ↓ ↓ ↓ ↓
独立型社会福祉士とは | 日本社会福祉士会 (jacsw.or.jp)
しかしながら、「社会福祉士はこの名簿に登録しなければフリーランスで仕事ができない。」といった強制的なものでもありません。
「じゃあ、なんでわざわざ研修まで受けて、その名簿に登録されたりしてるのですか?」というと、・・・各々考え方だとは思いますが、私個人的には職能団体に所属する上でのさらなる属性と自身のアイデンティティの確保。
実際に名簿登録されていないと、またはする意思がないと手に入らない「学びの機会」というものもあります。
そして、「毛利真紀という社会福祉士とは、何者ぞ」ということの明確化の手段のひとつ。
強いて言えば、そこを取りにいきたいだけです。
「どんなキャリアが必要ですか?」~いかにもキャリアがあるように見えるんですね。それは演出かも?(笑)ですよ(掘り下げ②)~
それで、「キャリア」なのですが・・・
職務経験で言うと、独立起業する前に「〇〇勤務を△△年、必須」など、ぎゅうぎゅうにそんなしばりがあるわけでもありません。
地域包括支援センターに務めたことがなければとか、ケアマネジャーの実務経験がなければとか、そういったことではありません。
また、このブログ(カテゴリー「社会福祉士事務所」)を読んでくださる方、関心を寄せてくださる方は、おそらく社会福祉士としての「独立起業」にいくらかの気持ちがある方ではないかと存じます。
なので、あえて現実的な厳しいことを申し上げます。
「あなたのような働き方をするためには、どんなキャリアが必要ですか?」
先のブログでも書きましたが、簡単にさらっとこのようなご質問をされているようでは、それはいただけないですよ。
「そうは思っても、私にはあなたのようなキャリアもないし~・・・」
これも、同じくです。
実務経験上のしばりがぎゅうぎゅうにないのであれば、自分自身がチャレンジするかどうか、腹をくくるかどうかです。
社会人としては仕事であり生活者としては暮らしがありますから、事業として事業計画をたて、採算を合わせることを考えきれるかどうかです。
そのために何が必要か、何が足りないかは、自身で考えなければいけません。
あなたのそれは、他の人にはわかりません。
ご自身でわからなければ、専門的なコンサルティングを受けましょう。
個人的にオススメする相談窓口です (しかも!無料!)↓ ↓ ↓ ↓ ↓
そして、これは独立起業している社会福祉士の仲間への敬意も込めて申し上げますが、誰もがみな、やりたいことだけ、楽しいことだけ、面白おかしくやっているわけでは決してありません。
ありがたいけども、ときには致し方なくお引き受けするお仕事もあるでしょう。
さげたくない頭をさげる場面もあるかも知れませんし、予定どおりうまくことが運べない状況だってあり得ます。
福祉職とはいえある種の経営者でビジネスマンですから、表向きそれらをあけすけにしないだけです。
積極的にさらけ出すわけありません。
我々経営者にとって、自分の「印象」一つにおいても、自身でコントロールしていくビジネスツールですから。
そこは冷静に捉えましょう。
キラキラしてる?ように見える部分だけ、切り取って見ない方がよろしいですよ。
実はここ、とっても大事です。
「どんなキャリアが必要ですか?」~実際にあなたにはどんなキャリアが必要で、どんなキャリアが欲しいのですか?(掘り下げ③)~
さらに厳しいことを申し上げます。
そもそも論で・・・
自ら専門職を名乗っておいて「自分にはキャリアがないから出来ない」など、のうのうと言うソーシャルワーカーはいかがなものかと私は思います。
少なくとも、支援の現場でそれはアウト!です。
とはいえ、経験をもって「キャリアがある」とするならば、多くの専門職が一人ひとりそれには限界があるのは誰だってそうでしょう。
やったことないこともあれば、知らないことは知らない。
考えたことすらない事象だってある。
それはそうです。
ニンゲンですもの。
個人的関心が高い・低いも当然あります。
福祉の業界だって、縦にも横にも幅は広いのです。
自分にはキャリアがない。
経験や知識が足りない。
だったら、その分必死に勉強するのか、自分の限界を理解してそれを持ってる人とネットワークを作るのか、やれること、やるべきことはいくらでもあると私は思います。
だったら、どうするか。
それが専門職ではないでしょうか。
助けてもらうにしても、そのためのアクションは自ら起こさなければ・・・ではないかとも思います。
口を開けてただ待っていても、皆さんクライエントさんのことで忙しいので気に留めてもらえるかどうかもわかりませんし、それははっきり言って甘えです。
今の自分なりに、どうアクションを起こすか。
だから、そのためにも我々には自己覚知が必要なのです。
専門職にとって自分自身の強み、弱みをわかっていることは大事だと思います。
そこを振り返ってないと、然るべき次のアクションに判断がつきません。
自分の弱みを「自分を守るための強み」にするのは、それはただの都合のいい「逃げ」ではないかと私は思います。
そもそも論で、ワーカー一人ひとりのそれはクライエントさんにまったく関係ありませんから。
がんばっていきましょう。
自分自身のこれからのために、そして、福祉業界のこれからのために。