
このブログを読んでも成年後見制度のことがわからない!?
当事務所のホームページブログは、いくつかのカテゴリーで、発信したいこと、お伝えしたいことを書いています。
「成年後見制度」に関する記事もその中の一つです。
成年後見業務の実務者として、権利擁護支援に携わる専門職の一人として、私にとって大事なテーマの一つでもあります。
ときどき、中でも「成年後見制度」に関する記事をお読みになり、コメントをいただくことがあります。
先日も、医療や福祉の専門職の方ではない、いわゆる一般の方から、「言葉や書いてある内容が難しくて、よくわからなかった。」というご意見を頂戴しました。
関心を寄せていただいて、またブログをお読みいただいてありがとうございます。
ただ、せっかくお読みいただいたのに大変申し訳ないのですが、確かに、私の書いている記事、特に成年後見制度や権利擁護に関する記事は、内容が幾分難しいと思います。
それは、ズバリ!
私が書く記事、特にカテゴリーの中でも「成年後見制度」に関する記事は、医療や福祉の専門職、または行政職員さん向けにあえて意識して書いているからです。
読み手のターゲットを意図的に絞っている
私の書く成年後見制度に関するブログ記事は、あえて医療や福祉の専門職、行政職員さんを対象に、読み手のターゲットを絞っています。
もし、同じ内容を専門職ではない一般市民の方向けに書く場合は、もっと表現をやさしく、言葉も専門的な用語をなるべく使わず、伝わりやすさ、理解しやすさを重視して書く必要があるでしょう。
例えば、行政機関などが発行している何某のリーフレットは、その内容の専門家でなくても、ある程度の理解ができるように工夫されているはずです。
むしろ、行政から発行される文章はそうでなければいけません。
法務省や裁判所、市町の役所から発行される成年後見制度に関するリーフレットも同じです。
リーフレットによっては、専門家用、一般の方用に、2種類用意されている場合もあります。
ただ、せっかくですが、私は特に成年後見制度に関する記事については、一つの大きな目的があって書いています。
実はあえて意図的に、一般の方には少々難しい書き方をしているのです。
そのご相談を受けるべき専門職はだれ?窓口はどこ?
私の後見実務は親族後見の受任がスタートで、実務に携わって10年目になります。
もちろん、まだまだ学ばなければいけないことは多々ありますが、制度や実務に関するある程度の知識や情報はあると思います。
経験上、どうしても自身では不慣れな内容に対して、それをサポートしていただくネットワークも持っています。
そんな私のところで、成年後見制度に関するご相談もときどきお受けすることがあります。
もちろん、受任のご相談など、内容によっては積極的にお受けするお話もあります。
しかし、相談内容の中には、独立型社会福祉士の私ではなく、本来、そのご相談を受けるべき窓口、対応すべき支援機関があるように感じる内容も混ざっているのが現状です。
その場合は、しかるべき窓口をご紹介し、つなぐ支援を心がけています。
相談者の市民の方に対して、我々専門職、専門機関に従事する者は、自身の得手不得手ではなく、「それぞれの役割」があり、そこそこで「しなければいけない仕事」があると考えるからです。
成年後見制度に携わる専門職、行政職員さんのために私ができることを
しかし、例えば、「成年後見制度の申立て」についての具体的なご相談や、特に「成年後見制度を利用した場合のその後」について、細やかに内容を熟知している相談機関の専門職はそう多くないのが現状です。
相談窓口や支援機関に勤める専門職や行政職員さんが、その勤務を続けながら、フリーランスの専門職のような件数を受任することも、なかなか考えにくいと思います。
現場の皆さんを、見下す気持ちでは決してありません。
私は、私自身の実務の経験を、実務者としてのリアルな声を、成年後見制度に携わる医療や福祉の専門職の方、行政職員さんに向けて発信し、ご自身たちの直接的な経験ではないけれど、少しでも支援の現場で活用していただけたらと思っています。
何にしろそうかも知れませんが、経験として知っていることに勝る知識はないからです。
だから、成年後見制度に関するこのブログ記事はあえて専門職の方向けに書いています。
医療・福祉の専門職の方、制度に携わる部署の行政職員さんにとって、必要最低限は理解されておくべきと考える制度上の言葉や表現を意図的に使っています。
皆さんは一般市民の方ではありません。
専門職、行政職員さんです。
医療、福祉の現場でも、行政機関でも、成年後見制度のことがこれだけ取り沙汰されているご時世です。
厳しいことを申し上げますが、具体的な内容は少しずつ学んでいかれるとしても、私がこのブログ記事に書いている制度上の言葉の意味や表現の理解が難しい方は、ご自身の知識や情報を今一度見直された方がよろしいと思います。
皆さんのスキルアップは、当然のことながらご自身のためだけではありません。
皆さんのクライエントさんのため、そして地域のためです。
それぞれのポジションから、一緒に頑張っていけたらと思っています。
「成年後見制度へのつなぎ方講座」承ります! | オフィス紗代|毛利真紀|長崎県佐世保市の社会福祉士事務所 (nagasaki-officesayo.com)